Aメロのマイナーな曲調と、Bメロでメジャーキーに転調する、シンプルながらとても日本人好みの!?名曲「Softly As In A Morning Sunrise」のコードを分析します。

「ソフトリー」や「モーニング」と略している人が多いようです。

コード譜付きバッキングトラック



コード進行


キー(Key)


曲の構成は「A-A'-B-A」で、

A、A'メロはキー=Cmです。

A’メロの最後の小節からBメロはキー=Ebメジャーに転調して、

最後Aメロでキー=Cmに戻ります。

ディグリーネーム表記


|Im7    |IIm7(b5) V7|Im7    |IIm7(b5) V7 |
|Im7 |IIm7(b5) V7|Im7 |bVI7 V7 |
|Im7 |IIm7 V7 |
|IM7 | |VI7 | |
|IIm7
|II7 |V7 | |
|Im7 |IIm7(b5) V7|Im7 |IIm7(b5) V7 |
|Im7 |IIm7(b5) V7|Im7 |IIm7(b5) V7 |

■・・・Key=Cマイナー
■・・・Key=Ebメジャー

ダイアトニックコードとドミナント代理、セカンダリドミナントのシンプルなコード進行です。

コードの機能


トニック・・・(T)
サブドミナント・・・(SD)
ドミナント・・・(D)
サブドミナントマイナー・・・(SDm)
セカンダリドミナント・・・(Sec.D)

Cm7

 Im7 T Cナチュラルマイナーの1番目のダイアトニックコード

Dm7(b5)

 IIm7(b5) SDm Cナチュラルマイナーの2番目のダイアトニックコード

G7

 V7 D Cハーモニックマイナーの5番目のダイアトニックコード

Ab7

 bVI7 V7(G7)のドミナントのII7(D7)の代理コード(裏コード)

Fm7

 IIm7 SD ここからEbメジャーキーに転調。EbM7に行くためのツーファイブワン

Bb7

 V7 D Ebメジャースケールの5番目のダイアトニックコード

EbM7

 IM7 T Ebメジャースケールの1番目のダイアトニックコード

C7

 VI7 sec.D IIm7(Fm7)へ解決するセカンダリドミナント

Fm7

 IIm7 SD ピボットコードで Key=Cm のIVm7とも考えられる

D7

 II7 sec.D V7(G7)のセカンダリドミナント(ダブルドミナント)

ディグリーと機能まとめ


アベイラブルノートスケール

各コードで使うことが出来る代表的なスケール

Cm7

 Cナチュラルマイナースケール、Cメロディックマイナースケール、Cドリアンスケール

Dm7(b5)

 Dロクリアンスケール

G7

 Gオルタードスケール、GHmP5↓

Ab7

 Abリディアンb7thスケール

Fm7

 Fドリアンスケール

Bb7

 ミクソリディアンスケール

EbM7

 Ebメジャースケール

C7

 Cオルタードスケール、CHmP5↓

D7

 Dリディアンb7thスケール

考察